梅雨の“髪の広がり”にもう悩まない!湿気に負けないヘアケア方法
梅雨の季節が近づくと、多くの方が感じる髪のお悩み――
「朝しっかりセットしたのに、外に出たらボワッと広がった…」
「前髪がうねってまとまらない…」
「毛先がパサついて見える…」
そんな梅雨特有の髪トラブルは、湿気による“水分の過剰吸収”が原因。
今回は、美容師目線で広がりにくく、まとまりやすい髪を保つための梅雨ヘアケア対策をご紹介します。

なぜ梅雨は髪が広がるの?
梅雨時は空気中の湿度が高く、髪が必要以上に水分を吸い込んでしまいます。
特に、ダメージでキューティクルが開いた髪は湿気を吸いやすく、結果として
- 髪のうねり
- ボリュームの増加
- 表面のパサつき
といった悩みに繋がります。
つまり、湿気対策=水分のコントロール+キューティクルの保護がカギになるのです。
梅雨の広がり対策ヘアケア 5選
① 洗い流すトリートメントで“水分バランス”を整える
髪内部の水分が不安定だと、湿気を吸収しやすくなります。
まずはシャンプー後のトリートメントで、髪の内部にしっかり水分と栄養を与えることが基本。
おすすめ成分:
- セラミド、CMC(細胞間脂質)
- ヒアルロン酸
- アミノ酸系成分
梅雨時期はいつもより少し重めの質感のトリートメントが◎
② ドライヤー前の「アウトバストリートメント」が必須!
お風呂上がりは必ず「洗い流さないトリートメント」を使って髪を守りましょう。
特に湿気ブロック効果のあるオイルタイプや、シリコンで髪表面をコーティングできるミルクタイプがおすすめです。
・髪表面をコートすることで湿気の侵入を防ぐ
・熱から守りながらまとまりをキープ
スタイリング剤ではなく“トリートメント成分配合”のものを選びましょう。
③ ドライヤーで“水分コントロール&キューティクルを閉じる”
濡れた髪を自然乾燥させるのはNG!
湿気の影響を受けやすくなり、広がりやうねりが出やすくなります。
正しい乾かし方のポイント:
- 根元からしっかり乾かす(湿気が入りづらくなる)
- 最後は冷風でキューティクルを引き締める
- 髪の流れに沿って、上から下へ風を当てる(ツヤが出る)
④ スタイリングは「湿気対応」アイテムを選ぶ
朝のスタイリングには、湿気に強いセット剤やクリームタイプのワックスを使うのが効果的。
広がりやすい人には、髪を重く見せずにまとまりを出せる「バーム」や「軽めのオイル」が特に人気です。
また、ヘアアイロンでクセを伸ばした後、しっかりコーティングするスタイリングも有効です。
⑤ サロンケアで“ベースを整える”のもおすすめ!
毎朝のセットが面倒…という方には、髪質改善トリートメントや酸熱トリートメントなど、湿気に強い髪をつくるサロンケアがおすすめです。
また、自然なストレートに整える酸性ストレートも人気。
従来の縮毛矯正より柔らかく仕上がるため、「まっすぐすぎるのは嫌」という方にも好評です。
美容師からのひとこと
梅雨の時期は、“ケアで髪を整える”ことが一番のスタイリング対策になります。
湿気による広がりは、髪質やダメージの状態によって原因がさまざま。
「どんなケアが自分に合っているかわからない…」という方は、お気軽にご相談ください。
あなたの髪質やライフスタイルに合わせた、最適な梅雨対策をご提案します!
まとめ
- 梅雨の髪の広がりは「湿気」と「ダメージ」が原因
- 洗い流す・洗い流さないトリートメントで水分コントロール
- ドライヤーの仕方・スタイリング剤の選び方も重要
- サロンケアでの根本対策も効果的!
湿気に負けず、まとまりのある髪で快適に梅雨を乗り切りましょう。