「市販のカラー剤で自分で染めたけど、なんだか思った色にならない…」
「時間もお金も節約したいけど、やっぱりサロンの方がいいのかな?」
こんなふうに、セルフカラーとサロンカラーの違いに迷っている方は多いのではないでしょうか?
今回は、美容室のプロの視点から「セルフカラーとサロンカラーの違い」について、わかりやすくご紹介します。
色味、ダメージ、仕上がり、色もち…どんな違いがあるのか、ぜひ参考にしてください。

1. 仕上がりの【色味】の違い
セルフカラー
- 市販のカラー剤は“誰でも染まる”ように作られているため、色味の調整が難しく、赤みやムラが出やすいのが特徴です。
- 特に、明るい髪から暗くする場合や、根元と毛先の差がある場合はムラになりやすいです。
サロンカラー
- 髪の状態(太さ・ダメージ・履歴)に合わせて、数十種類以上の薬剤を使い分けて調合します。
- 顔色や肌のトーン、希望のイメージに合わせて、パーソナルなカラー提案が可能です。
▶︎ 美容師が調合するカラーは、色の深みや透明感が段違い!
2. 【ダメージ】の違い
セルフカラー
- 市販の薬剤は染まりやすさ重視のため、アルカリや染料が強めに設定されています。
- そのため、ダメージ毛にも一律で強い薬が反応してしまい、ゴワつきや枝毛の原因になりやすいです。
サロンカラー
- 髪の状態に応じて、根元・中間・毛先で薬を塗り分けたり、
ケア剤入りの薬剤を使用して、最小限の負担で色を入れます。
▶︎ 美容室では“髪を守りながら染める”工夫がされています。
3. 【色もち・退色】の違い
セルフカラー
- 染めた直後はきれいに見えても、1〜2週間で黄ばみや赤みが出てくることも多いです。
- これは、髪の内部までしっかり染料が届いていないため。
サロンカラー
- 内部まで染料をしっかり浸透させるテクニックと、色の定着を高める処理剤により、
発色の美しさが長持ちします。
▶︎ 色落ちも計算した「色の設計」で、美しさが続くカラーに。
4. 【塗布技術とムラ】の違い
セルフカラー
- 鏡を見ながらの自己作業なので、後ろや内側が塗りにくく、ムラになりやすいです。
- 染め直しをすると、結果的に色ムラ+ダメージが蓄積されるケースも。
サロンカラー
- 美容師は1ミリ単位で塗布をコントロールし、
根元・中間・毛先に合わせて時間や塗布量も調整しています。
▶︎ ムラのない、美しいグラデーションが実現できます。
5. 【時間と手間】の違い
セルフカラー
- 「手軽にできる」がメリット。ただし、塗布や後処理に時間がかかる場合も。
- 洗面所が汚れたり、うまく染まらずやり直し…なんてことも。
サロンカラー
- 仕上がりの満足度が高く、カラー後のトリートメントやスタイリングも一緒にできるのが魅力です。
- リラックスしながら“プロの仕上がり”を楽しめます。
結局、どちらを選ぶべき?
| 比較項目 | セルフカラー | サロンカラー |
|---|---|---|
| 費用 | ◎ 安い | △ やや高い |
| 時間 | ◎ 自宅でできる | ◯ 予約が必要 |
| 色味の再現性 | △ 難しい | ◎ 希望に近づけやすい |
| ダメージ | △ 蓄積しやすい | ◎ 最小限に抑えられる |
| 色もち | △ 短い | ◎ 長く楽しめる |
| 仕上がり | △ ムラになりやすい | ◎ プロの技術で美しい |
美容師からのひとこと
「一度だけセルフで染めたら、想像以上に色ムラが…」
「色を直したくてサロンに来ました」
そんなお声を実際によく耳にします。
確かにセルフカラーはコスト面で魅力的ですが、髪にとっては“投資”のような感覚で、プロに任せるメリットは大きいと感じています。
髪の状態を見ながら、カラーの頻度やホームケアのアドバイスもさせていただきますので、気になることがあればいつでもご相談ください。
まとめ
- セルフカラーは手軽だけど、ムラやダメージのリスクあり
- サロンカラーは髪質に合わせたオーダーメイドな施術が魅力
- 色もちや仕上がりの美しさを重視するなら、やはりサロンがおすすめ!

